会社の思い出

私が新卒で入った会社は某中小企業でした。会社の規模が小さく、そこしか受からなかったという理由で、入社を決めました。職種はプログラマーです。

プログラマー志望というと、パソコンができるイメージですが、当時の私は、ブラインドタッチ、(キーボードを見ずに日本語タイピング)のことができず、Macと、Windowsの違いも判りませんでした。Macの存在を知りませんでした。極めつけはExcelの、if関数が使えなかったです。

なぜ、それなのに、プログラマーを志望したかというと、内定が欲しかったからです。

私が就職活動していたころはプログラマーの人気がないけれど、プログラマーの求人が多いという時代でした。だから、比較的受かりやすかったのです。

今思うと、もっと就職活動をしたり、自分の能力を高めたりするべきだったと思います。そうすると、就職できる幅も広がりますしね。

あと、学生最後の年、一番当時悩んでいたのが、卒業できるかです。自分があまりにもさぼりすぎていて、ほとんど学校へ行ってない時期があったのでそれを取り返すために、猛勉強していたのです。留年の手前でした。よく卒業できたな。先生出来が悪すぎて、かかわりたくなかったのかなというレベルですね。

それもあって、就職活動を捨てればよかったのですが、たいして努力もしないのに欲張った私は、私にとって、キャパオーバーのスケジュールを組んでいました。

そのせいで、冷静な判断ができませんでした。

さて、自分の過去の反省はおいておいて、そんな感じの能力で入った会社なので、ついていけませんでした。そこそこ大手なら、大勢の中の一人なので、多少ミスしても、目立たないですが、少数精鋭の会社は即戦力を求められます。

その現実を知らなかった私は、すぐに、会社入社二日で、お荷物と認定されて居場所を失いました。

今思うと、ほかの会社に転職したり、もっと違う業種にチャレンジすればいいと思うのですが、当時は、またあの活動しないといけないと思うと、ぞっとして、必死にしがみついていました。

当時は、会社を辞めると、転職活動だけに専念できるので、ずいぶんと楽になるとは、思いませんでしたね。強いてやるとするなら、バイトをして当面の生活費を工面するくらいなので、その選択をすればよかったなと思いますね。

会社にしがみついたおかげで、まあ、ブラインドタッチと、Excelの基本操作、パソコンの一般的な教養と、簡単なプログラミングを組むこと、などはできるようになったので、感謝をしています。今の仕事に生きています。今の仕事を、楽していれるのは、あの3ヶ月しか入れなかったけれど、それがあったからだと、心の底から思いますね。

先輩や同僚に教えてもらったことは、今思うと私の質問のレベルが低かったけれど、まあ、呆れられながら、よくまあ、教えてもらいましたね。知らないって怖いですね。ネットで検索しても、専門用語を知らな過ぎて、その説明すらわからない。それの連発でしたね。説明を理解するために、また、他のサイトを見る。

そりゃ、仕事にならないですね。

以上、就職活動をするときは焦らず、冷静にしないといけないということと、ある程度できることを仕事にしないといけないということと、しがみつかないということを伝えたかったです。

今回はいつもに比べると長文ですな。ここまで読んでくれたらありがとうございます。

それではまた次回。