ゆず 夏色を聞いて

今週のお題「夏うた」

ゆず夏色を聞くと、夏を思い出します。私にとって、夏の象徴はこの曲です。

自転車族で、車なんてほとんど乗らなかった私は、大人になった今も、自転車に乗っています。人生のブレーキをしっかり握りしめて、ゆっくり、ゆっくり下って行っています。

絶望という名のレールの上をひたすら漕いでいます。少しでも希望という名の道を歩けるといいなとは思いますけれど、なかなか難しいものがあります。

人生において、何度もターニングポイントがあったと思います。そのたびに、振り返ると、ああすればよかったなと思いますが、私は、もう考えないようにしています。人生なんてそんなもんですね。つらいことのほうが圧倒的に多いですけれど、乗り越えた先にある光があるなら、その光を見に行こうと思いますね。それ以外ないですね。

駐車場のネコはアクビをしながら

今日も一日を過ごしてゆく 何も変わらない

穏やかな街並 みんな夏が来たって浮かれ気分なのに

君は一人さえない顔してるネ

そうだ君に見せたい物があるんだ

大きな五時半の夕やけ 子供の頃と同じように

海も空も雲も僕等でさえも 染めてゆくから

この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せて

ブレーキいっぱい握りしめて ゆっくりゆっくり下ってく

風鈴の音でウトウトしながら 夢見ごこちでヨダレをたらしてる

Oh いつもと同じ網戸ごしの風の匂い

休日でみんなもゴロゴロしてるのに 君はずいぶん忙しい顔をしてるネ

そうだいつかのあの場所へ行こう 真夏の夜の波の音は

不思議な程心静かになる 少しだけ全て忘れて波の音の中

包みこまれてゆく この細い細いうら道を抜けて

誰もいない大きな夜の海見ながら

線香花火に二人で ゆっくりゆっくり火をつける

いつか君の泪がこぼれおちそうになったら何もしてあげられないけど

少しでもそばにいるよ…

この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せて

ブレーキいっぱい握りしめて ゆっくりゆっくり下ってく

ゆっくりゆっくり下ってく ゆっくりゆっくり下ってく

 

夏色

夏色

  • アーティスト:ゆず
  • 発売日: 1998/06/03
  • メディア: CD